The story of "LIFE"

第 12 章「八葉蓮華の妙法」
第 03 節「諸余怨敵皆悉摧滅」

第 04 話
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天竜八部衆によって“LIFE”の布陣が整い、神獣マナゾイフノは浮遊以外の能力を失った。
ただ力なく羽ばたいている。

速攻でヱイユとアーダが二手に分かれ、魔宮に爆撃を加える。

円屋根が破れ、柱が崩れると、自ら壁を壊して破壊神テンギが飛び出し、宙に留まった。

そこへヱイユが剣を交える。

槍で弾かれる。

ナックルで打たれる。

受けて返す。

縦一文字の斬撃が、防ぐ槍に激しく食い込んだ。

「脆いんじゃないか?」

くわっ、と見開き怒りを露わにしたテンギの斧が降り下ろされる。

トリプルソードが着衣を掠(かす)める。

ボウッ、と燃え上がったのは単発の炎だ。

ヱイユが丸ごと吸収した。

「甲羅焼きを知っているか?」

ふいに攻撃型ロニネでテンギの全身を包むと、その内部へズーダを炸裂させる。

温度は人体の極限まで上昇した。

「うぬぬ、小癪な・・・!!」

馬鹿力に任せてザイアで緩和してくる。

ならばこちらもザイアを与えるまでだ。

今度は皮膚が凍り付く低温まで下降する。

トゥウィフを持たない鬼神はロニネを破れなかった。

皆がテンギに気を取られている時に、ザンダが叫び、サザナイアも声を上げた。

ファラも気付いた。

「ヨムニフだ。
フィヲ、先に行くね。」
「待って、私も!」

ヱイユを狙ったヨムニフの詠唱が、暗黒色の現象に変わる寸前で、ファラの強突が届いた。

手で払い除けるようにロニネで受けた術師は、次なる暗黒球を撃ち込んできた。

これはフィヲの無敵バリアに当たり、煙を上げて消えていった。

「ぼくがお前を許すと思うか?
全力で行くぞ!!」

少年に睨まれて、憎悪の中に恐怖が滲む。

“LIFE”一乃太刀がヨムニフを後退させ、二乃太刀がよろけさせる。

三乃太刀で斬り上げられ、四乃太刀で更に打ち上げられた。

五乃太刀、六乃太刀で初めてダメージが入り、七乃太刀で弾け飛び、八乃太刀で魔宮門まで打ち落とされ、叩き付けられた。

だがいかに悪逆の徒といえども絶対に生命を奪ってはならない。

ファラは手加減しないので、フィヲが衝撃を緩和して保護した。

そこへノイが駆け付け、シェブロンが制したのでファラは攻撃をやめた。

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