The story of "LIFE"
第 12 章「八葉蓮華の妙法」の詩
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探し求めた“妙法”は
万象万法の根幹に有り

生きとし生きる胸中に
八葉蓮華の相(すがた)を具(ぐ)して
千差万別の差異の中
ただ厳然と有り

無限の拡がりを見せる
その因果具時(ぐじ)の“生命”は
過去の因を現在の果とし
現在の因を未来の果とする

下種(げしゅ)結縁せる処の“妙法”こそ
三世(さんぜ)の衆生を
慈しむ師父が蒔(ま)き、
憐れみ悲しむ賢母が育む、
“三千世界の至宝”

時は至り
時は来たりて
“妙法”を
地の果てまでも広めゆく
本化(ほんげ)地涌千界(じゆせんがい)の
子弟らが
瞳輝かせ
胸高鳴らせ
戦い舞い躍りゆく

父母や
懐かしい祖父母たち
未来の子や孫までも集い来て
楽しく、また賑やかに
この一本の道を力強く歩む

おお君も!
あなたもここに!
呼び合う声と
交わす笑顔で
心の底からの歓喜が漲(みなぎ)る、
連鎖する、
止めどもなく広がっていく

そして幸を謳歌する歌声は
地上を覆い
天に舞い
あの美しい一等星をも
大いに喜ばせているではないか!!

マンダラカの花が雨(ふ)り注ぐ
天の雅楽が鳴りやまない
少年も少女も
男性も女性も
年長者も高齢者も、
実に楽しそうではないか!

呼びに行こう
まだ歩みを開始していない友の元へ!
暗い夜道をさ迷う、
悲しみに沈んだ友の元へ!
彼らも共に歩み出す、この道の先には
どれほど光輝に満ちた
新しい世界が
新しい希望が
新しい感動が
僕らを待っていることだろう

楽しみだ!
生まれ変わったようにはじける
君の明るい笑顔が見たい!
ただその一心で
僕らは歩み
どこへだって迎えに行こう

我が胸奥から迸(ほとば)る“LIFE”の
何と素晴らしいことか
何と美しいことか

こんなにも万物を照らす
限りなく明るく強い
最極の“LIFE”が
究極の妙法が
実に誰の胸にも秘められて
その名を呼ばれる時を
今か今かと
心待ちにしているとは

我が“LIFE”を呼び出そう
友の“LIFE”を呼び覚まそう
いつの時代も
道を求め続けている民衆に
この“LIFE”の歌声を
讃歌を、生きる喜びを
無限に贈りゆこうではないか
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