The story of "LIFE"

第 11 章「究極の魔法」
第 02 節「フォレストリザブルグ」

第 06 話
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“LIFE”を帯びたタフツァの手は、暗黒のスパークをものともせず、フィフノスの頭部に激甚な苦痛を与えた。
押し込むつもりが、その場に倒れ込んでしまった。

足首を掴まれる。
杖で首の裏側を抑えつける。

一気に出力を上げた。

「ウギャギャギャギャアーッ・・・!!」

フィフノスが手足を着いている地面から攻撃型“LIFE”のダメージを与える。

バチン、バチンとショックを受けるたび、狂った鬼人は飛び上がり、タフツァから離れようとした。

更に追い詰める。
元居た部屋にまで押し込むと、一層強力な魔法陣に拘束した。

「お前がいると敵の方から責めて来て都合がいい。
しばらく利用させてもらうぞ。」

閉ざした扉の中で、叫び狂って暴れようにも動作を封じられてしまう悪鬼の惨めな足掻き音が響いては止み、また響く。

タフツァはルオミアに言った。

「すまなかった。
もう逃がしはしない。
外からの侵入を防いでほしい。
バリアは半径を縮小する。」
「わかりました。
城下から増援体制が敷かれています。
お部屋でお休みください。」
「ありがとう。
夕方まで眠ることにするよ。」

こうしてリザブーグ城からフォレストリザブルグまでの防衛は強化され、メレナティレとの通信、連絡体制も確立していったのである。

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