The story of "LIFE"

第 11 章「究極の魔法」
第 01 節「オルブーム」

第 04 話
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戦士ポートルの鉄球が、翼を生やしたボルフマンを叩き落とした。

頭を抱えて足をバタつかせる姿を見かねて、槍兵ダッツが手を差し伸べた。

しばらく転げ回った後、ダッツの足にしがみつき、懐から短刀を出して襲いかかった。

そこをベリオングに討たれた。

力が入り過ぎたと後悔するほどに、遠く遠くへと打ち飛ばす。

落下して地面を転がっていくのを、今度は誰も追わなかった。
ばったりと倒れ込んで天を仰いでいる。

部族の戦士たちも攻勢をかけている。
サザナイアがどんどん敵を倒してしまうので、その後を追うように転戦した。

ファラへの刺客は霊媒師ドマノクだ。
最初、キツネが憑いたような状態だった。

「オーーーン!」

四つ足で跳ねるように接近してくる。

飛び掛かられたので横に薙いだ。

剣にしがみつかれる。
振り切って払う。

軽々と地に足を着いて、更に飛び掛かってきた。

ラナシーヴが呼び出され、ドマノクを掴み倒した。

退避しようとした向きにラナシーヴが迫る。
ドガァと違って加減がない。

横から胸を噛まれた所でモードチェンジする。

筋骨隆々たる魔神が降臨した。

ラナシーヴの顎が外れるほどに押し開かれる。

ファラが魔法陣に還す。

大無刃刀で斬り込んだ。

片手で受け止められる。
持ち上げられ、振り回され、投げ飛ばされた。

ヴィスクが巨大化して挑む。

トゥウィフを帯びた咆哮で後退させる。
躍りかかる。

右から爪の強斬、左からも強斬。
ドマノクの魔導着は斬り裂かれた。

足下をシラルルが襲う。
バランスを崩して大蛇の咬撃を受ける。

二回、三回と執拗に喰らいついた。

ショックスパイクによってシラルルを痺れさせ、飛翔した。

そこへファラが仕掛ける。
剣を構えての飛翔タックルだ。

ドマノクは、自らの飛翔ではなく、ファラに突き上げられて飛ばされた。
少年が速度を上げて更に仕掛ける。

下から振り抜いた剣で、上空まで斬り上げた。

空に向かってドマノクを追い越したシラルルが、今度は大地に向かって急降下する。

憑いた魔神は去ってしまったようで、元の弱い術士に戻っている。

気を失った所をシラルルに飲み込まれた。

地に降りて、地を這う大蛇の体が膨張してきた。
ファラは慌てて魔法陣に戻した。

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