The story of "LIFE"

第 10 章「無量義(むりょうぎ)」
第 10 節「“LIFE”の一法とは」

第 21 話
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ザンダが最初に取った行動は、一方向性ロニネの立ち上げだった。

船の上に魔法使いは彼しかいない。

「まずは魔法弾で海に落とす!
それにしても、弾が全然足りないな・・・!?」

大砲が左右に三基ずつある。
この船に登載できる弾数は 120 発に限られる。

船乗りに伝えた。

「大砲は敵を倒すためじゃなく、船を守る時だけ使ってくれ!
戦闘はおれたちに任せて!」

ロマアヤは元々魔法に長けた民族である。
鉄の弾丸の中身は火薬ではなく女性たちが込めた魔法だった。

「ベリオング、あれに当たるとどうなるんだい!?」
「魔法が使えなくなり、衝撃波で飛ばされます。
殺傷力はほとんどありません。」

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