The story of "LIFE"

第 10 章「無量義(むりょうぎ)」
第 10 節「“LIFE”の一法とは」

第 17 話
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二人が攻勢を作ってくれたので、ファラは荷車の青年たちと戦場を離れた。

そしてヴィスク、ラナシーヴ、ニムオーを呼び寄せた。

「彼らがお護りします。
身を守ることに専念してください。」

ニムオーの翼から、衝撃に耐性のあるバリアが生まれ、何重にも辺りを包んだ。

「これで大丈夫!
今は魔族と交戦しないで。」

三人の若者は拳を突き上げてファラに声援を送った。

『捕縛をどうする、あんなにたくさん・・・!!』

駆け戻ってみると、一面は身動きを封じられた竜族、合成獣で溢れ返っていた。

「合成獣にはアンチ・マジックを。
竜族は連れて行こう。」

青と緑、黄土色の竜を戦力に加えると言う。

フィヲはメゼアラムに魔獣を捕らえるのが初めてだった。

「心配いらないよ、きっと力になってくれる。
ぼくの母さんは、精神体の悪魔を操(あやつ)り返したらしい。」

試しに召喚すると、小型に抑えた竜たちはそれぞれに明るい色を放ち、フィヲのまわりを舞い遊んだ。

「あははっ、さっきとは別物ね。」

ニムオーを通して若者たちをこちらへ呼びながら、しばらく様子を見ることになった。

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